プラセンタは「抗酸化作用」と「肝細胞増殖機能」の2つの機能により、美肌、美容、健康、アンチエイジングに効果をもたらします。実際、厚生労働省に効能が認められ、医薬品として認可されてから半世紀近く経つプラセンタもあります。
いつまでも若々しくありたいという方はプラセンタを一度、試してみてはいかがでしょうか。
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最近よく耳にする美容成分「プラセンタ」ですが、どういうものなのでしょうか?
老化の大きな原因は「酸化」です。酸化によって細胞が徐々に劣化し、本来の機能が失われていく過程がまさに老化であり、一説には現代病の90%は酸化に伴う活性酸素がもたらしていると言われています。
胎盤の重要な役割の1つが子どもをこの酸化から守ることであり、そこから生成されるプラセンタには、活性酸素を除去し細胞の劣化を防ぐ「強い抗酸化作用」があります。つまり細胞レベルで老化を防いでくれる効能がある、ということです。
それと並んでプラセンタの効能として指摘されているのが、「肝細胞増殖機能」です。体内の毒素を分解する臓器として最も重要な肝臓ですが、肝臓がこの作用により活性化されれば新陳代謝が活発になり、新しい細胞の生成が促され、不要な毒素が分解されていきます。
このようにアンチエイジングや美容、健康維持への効果が期待されるプラセンタですが、その美容効果の1つとして「チロシナーゼ酵素対策」というものがあります。
チロシナーゼと言う言葉はあまり耳にしたことがないかもしれませんが、メラニン色素を作り出す、美白に大敵とも言える酸化酵素です。
シミ、ソバカス、くすみといったお肌の「変色」のほとんどがメラニン色素の沈着によって引き起こされますが、そのメラニン色素を作り出しているのがこのチロシナーゼ酵素、というわけですね。
メラニンの生成プロセスは、まず最初はチロシンというアミノ酸から始まります。そこに紫外線などの刺激が与えられるとこのチロシナーゼ酵素が働き、このチロシンをメラニンに変化させてしまうのです。逆に言えば、シミ、ソバカスの原因となるメラニンを防ぐためには、まずこのチロシナーゼ酵素の働きを抑制させればいいのですね。
そうしたチロシナーゼ酵素の働きを抑えるものの1つが、プラセンタ、というわけです。プラセンタには上記の通り抗酸化作用や肝臓の働きを活性化させる機能により、新陳代謝を促進させ、メラニン色素をどんどん分解・排出していくことで美白効果を持つのですが、それ以外にもそもそもメラニン色素が生み出されることを抑制する働きによる、Wの美白効果を持っている、ということですね。
シミ・ソバカス対策を進めたい方はプラセンタを試してはいかがでしょうか。
ちなみにプラセンタ以外で、チロシナーゼ酵素を抑える働きがあるもので代表的なものといえばビタミンCです。サティス製薬が実施した防チロシナーゼ実験の結果を見つけましたのでご紹介したいと思います。
この実験の趣旨は、同社製造エキスのチロシナーゼ酵素抑制効果を計るもので、エキスの量を濃くすればするほど、メラニン色素の量が減っていき、最終的には1mlあたり457.50mgまで増やすとほぼ透明になっています。つまりメラニン色素がほぼ発生していない状態ですね。
しかし対照実験である、ビタミンCはわずか10mg、つまりこのエキスの50分の1の濃度でメラニン色素の発生をほぼ完全に防いでいることが分かります。ある意味、正直な実験結果で好感が持てますが、奇しくもビタミンCの高いチロシナーゼ効果を証明したことになりますね。
美白にご興味がある方はプラセンタだけでなく、ビタミンCを摂ることも必須と言えるのかもしれませんね。参考になさってください。
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